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XEROCON BRISBANE 2019に行ってきました

Xero(ゼロ)というクラウド会計の企業が、年に1回「XEROCON(ゼロコン)」というイベントを開催しています。今回はこの訪問レポートをお送りします。

Xeroはニュージーランド発のクラウド会計ソフト

まず最初にXeroとは、ニュージーランドで2006年に創業されたクラウド会計ソフトを開発するIT企業です。日本の会計業界ではご存じない方が多いかもしれませんが、アジアの会計業界では有名です。「Beautiful Business」という、とても素敵なコンセプトを掲げてサービスを開発しています。

ところで、ニュージーランドに対して「IT」というイメージを持つ方はあまり多くないかもしれません。それよりも「人より羊のほうが多い」というイメージの方が強いですよね(笑)。でも実は、ニュージーランドは世界で最も起業がしやすい国と言われているんです。

世界銀行が発表する「Rankings & Ease of Doing Business Score」にて、「Ease of Doing Business Rank」部門でニュージーランドは1位Rankings & Ease of Doing Business Score

起業家を生み出しやすい環境だから、Xeroのようなクリエイティブな会社が誕生したのでしょう(ちなみに日本は起業のしやすさで93位……)。

しかし、ニュージーランドの人口は約495万人(2019年3月時点)。日本の4%弱ぐらいです。起業はしやすいけれど市場は大きくないので、自ずと世界に展開していく力が強まります。実際Xeroは世界の英語圏に広がっており、このXEROCONというイベントも、毎年アメリカ、ヨーロッパ、アジアの3都市で開催されています。

XEROCONはトレンドの発信源

ぼくが今回行ってきたのはアジア地区のもので、開催地はオーストラリアのブリスベンでした。本拠地ニュージーランドのお隣ということもあり、3箇所の中で一番大きな規模なのだそう。

このXEROCONを知ったキッカケは、シンガポール出張中に現地の会計事務所で、クラウドツールのトレンドについてヒアリングをしていた時でした。「どこから情報収集してるの?」と聞いたら「Xeroのイベントで知ることが多い」と言うのです。どうやらこのXEROCONが、アジアの会計業界のトレンドの発信源になっているのです。

ノリが良く、エンタメ要素盛りだくさんの会場

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実際にブリスベンの会場に行って驚いたのが、まずスーツを着ている人がいないこと。みなさんカジュアルな服装で参加しています。「きっと起業家の方が多いのだろう」と思っていたのですが、運営スタッフの方に聞くと実際はほとんど会計事務所の職員のようです。

また、日本の会計業界のイベントだと所長1人で参加することも多いと思いますが、こちらのイベントは事務所のスタッフを多く連れて来ていました。会計事務所のロゴの入ったお揃いのTシャツを着ている団体なんかもよく見かけました。

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会場に入るとエンターテイメント要素が盛りだくさんでした。例えば会場内に突然床屋があってその場で髪を切ってくれたり、その裏では女性向けのネイルサロンがあったり(どちらもスポンサーブース)。

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ノベルティとしてなんとスケボーの板が配られていて、思い思いの絵を描くことができたり。なんというか、会計業界でもこういうのアリなんだ!という新鮮な感覚でした(写真はマネーフォワード 山本さんと)。

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セミナー会場に入るとまるでロックコンサートのような雰囲気で、DJが音楽をかけていたり、それにあわせて踊ってるお客さんもいたり。この人たち本当に会計事務所の人たち?と疑ってしまう程のノリノリな感じ。

ちなみに、ぼくは隣にいた女性から突然アイスクリームをもらって、一緒に食べたりしました(笑)。

Xeroが伝えているのは当たり前のことだった

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まず写真のように、プレゼンテーションのスライドに写真を多用していて美しいですよね。文字が少ないので、スライドよりもプレゼンターの話に集中できます。プレゼン内容もまるでTEDを見ているようでした。これは本当にぼくたちも見習うべきだと思いました。

合間に流れる動画も少しコミカルでポップで、Xeroが掲げる「Beautiful Business」というコンセプトをよく表しています。

プレゼンを見ていて最初に強く感じたのは「会計業界の課題は世界共通なんだな」ということでした。まるでロックミュージシャンのように登場するCEOですが、会場の観客に向かって「中小企業が生き残るためには資金繰りが大事だ」ということを話している。言ってることはめちゃくちゃ当たり前のことなんです。

中小企業が経営で悩んでいるのは世界共通。また、慣れない経理業務で苦労しているのも世界共通。そして、それをプロフェッショナルとして会計事務所が支えている構造も世界共通なんです。そういう当たり前のことを、まず強く感じました。

「中小企業をクラウドでよくしよう」は世界的に起きているムーブメント

同時に、マネーフォワードが考えていること、日本で実現しようとしていることとあまりに同じで驚きました。クラウドの技術を使って中小企業を良くしていこうというムーブメントは世界中で起きていることなんですよね。

ひとつ違いとして感じたのは「ノリの良さ」でしょうか。会計事務所の所長が突然スケボーの板をオフィスに持ってきたら、職員はどんな反応をするでしょうか(笑)?

でも、面白いですよね。いつもとちょっと違うことをやってみることが、会計業界にとって大切なマインドなのかもしれません。帰りの飛行機の中では、「日本だったら何を配ったらおもしろいだろう」なんてことを考えながら帰路につきました。

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菅藤達也

「人生は旅」。好きなものは家族、仕事、旅行、そしてそれを記録する写真。クラビスのCEOとしてSTREAMEDの開発、マネーフォワードでは提携担当の執行役員をしています。SNSでは個人としての発信をしています。

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「マネーフォワード クラウド」に関わる人々が、"プロダクトだけでは伝わらない想い”を言葉に綴りお届けしていきます。
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